第八十一夜 個人認証
拳銃に内蔵した装置と体内埋め込みチップで使用者を限定
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/20040419303.html
警察官の手にごく小さなコンピューターチップ(写真)を埋め込み、拳銃に内蔵されたスキャニング装置を使って照合する。もし警察官と拳銃の情報が一致すれば、デジタル信号が引金のロックを外し、銃は発射可能になる。しかし子供や犯罪者が拳銃を手に取った場合は、まったく機能しなくなる仕組みだ。
とんでもないことを考える人がいるもんです。マトリックスの金属の蟲がネオのお腹にめり込む絵を思い出させますね。気持ち悪いことこの上ないです。
やり方はともかく、銃器メーカーも利益ばっかり追求していては先が無いことにようやく気づいたという意味もありますが・・・、なにせ発想が可笑しいですね。当たっても絶対死なない（でも戦闘不能にはなる）拳銃とか作った方がいいと思うのですが。
ネットの世界でも個人認証の問題が重要なキーワードになっています。商取引や個人情報といったバレるとヤバイ情報が飛び交うようになって、暗号化やパスワードでは太刀打ちできない状況になってきていると思ってます。クレジットカードの番号がよく槍玉に挙げられますが、それ以外にも様々な問題があります。SSLの暗号化とかも１００％信頼できるわけではないですし。スパイウェアなんかも蔓延していて（先日プリンターが繋がらないという友人のパソコンをチェックしていたら、なんかオカシイのでスキャンしたところ、とんでもないことになっていた）、ネットの世界も怖い状況が続いています。
個人認証技術にはどんなものがあるのでしょうか？
google 個人認証技術 最新 で検索しました。
MUSB200-COMBOは、高精度の指紋センサをICカードリーダを一体化させたコンパクトな認証装置で、セキュリティー強度の高いユーザー認証を実現します。
まあこの辺はありきたりですね。精度が問題です。
手書きサイン認証ソフト「iSecSignature」
http://www.wince.ne.jp/snap/ceSnapView.asp?PID=853
これは知りませんでした。
http://magazine.fujitsu.com/vol54-4/paper04.pdf
バイオメトリクス認証は，人の身体に備わる特徴を利用して本人認証を行う。認証のキーとなる情報の忘失，盗難，偽造の心配の少ない，本質的に安全性の高い認証である。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2004_02/pr_j2302.htm
使いやすさを追求した顔照合セキュリティシステム
顔ですか！！ それは・・・別なところで反対意見もありそうな気が・・・。
・・
・・・・
というところで、一ついいのを思いつきました。その名も遺伝子情報個人認証システム！！
遺伝子情報を先にデータベース化しておき、それと合致した人を同一人物と認めるシステムです。理論上はクローン以外は排除できるはず。
・・・・どうやって認証するのかって？ 遺伝子なんだから身体とどこだって大丈夫です。試みに一番手っ取り早そうなのは髪の毛とかですね。一本抜いて、遺伝子情報を解析する装置に通して・・・ごめんなさい、全ての方に適用できるとは限らないですね・・・・悪気はないです。
追記：ふと思ったが、警官が殺されて、手首だけ持ってかれたらどうするんだろう？
