第二百十七夜 ブックカバー

http://www.asahi.com/culture/update/0202/007.html

本屋さんのブックカバー集、200店分を集め初出版

 
ブックカバーといえば私にとっては書店で巻いてくれる紙のもの、というイメージが強い。よく、革製の使いまわしの効くブックカバーを掛けて電車で読んでいる人を見るが、あまり自分で使おうという気はしない。
 
このブックカバー集を作成した方々も同じような心持なのだろうと思う。
書店ごとに独自性のある、ある意味「本屋の個性」が唯一発揮できる場所ではないかな、と思ったりする。
 

そういうブックカバーについての考察があるサイトを探してみました。
http://www.h3.dion.ne.jp/~mi-scha/column/2002/bcover.htm
なんとツタンカーメンのブックカバーです。
http://www.interq.or.jp/mars/omr/m09column/m091map/m091story4.htm
地図が印刷されていたというブックカバー。実物が見られないのが残念。
http://www.tomita.net/column/c980426.htm
岩波ブックセンターのブックカバー。これを講談社文庫とかに巻くと・・・、合わないですね。

 
http://homepage2.nifty.com/bcover/
さて、ニュースの本の協力元である書皮友好協会さんのサイトです。昔からこつこつと情報を集められていたようで、過去の書皮大賞受賞 一覧などが掲載されていたりします。(画像あり)見てるだけで楽しめますね。

http://allabout.co.jp/fashion/mensfashionitem/closeup/CU20031021A/
ブックカバーの本当の役割、というコラム。
こういう考え方もあるんだなあと思いつつ私はやっぱり書店オリジナルなカバーが好きですね。

むかーし、地元の本屋さんで、迷路とか謎絵とかが印刷されたブックカバーがありました。それも結構ハードな迷路。よく鉛筆で迷路図をなぞったりしてました。


私が一番気に入ってるのは文鳥堂書店のカバーですね。
何の変哲もない一枚の紙を鋏を四箇所、本の背厚さだけ入れて、丁寧に折り目を入れながら本を包んでいく。するとちょうど表紙に「よく味はふ者の血とならん」という文字がくる。(左開き本の場合)これがどの店員さんがやっても、見事なくらいスピーディーにやってくれる。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~konishi_satoshi/study/e004.html
同じものを気に入っている人がいました。まあこの方は実篤だから、という理由だそうですが。

さくさくっと丁寧に包まれたハードカバーを手に持つと、「読むぞー」という気分が、本の内容とはまた別な次元で生まれてくるのは不思議です。

http://wandering-wind.jp/archives/2005/0115160649.php
有隣堂のブックカバーはなんと色が選べるそうです! 
グインサーガを既刊全巻買って、全部色変えてください!っていうのもありなわけ・・・・ないでよすね。