第百四十二夜 もっと検索!

ここのところ検索そのものからなんか話題が離れていくようで・・・・、少し戻してみるつもりで今回のネタです。
そもそも検索エンジンは「目的のサイトを見つけること」が主目的でした。それがロボット検索の登場でサイト内の全文検索が可能になって状況が一変した感があります。
 
ネット上に公開されている文字列ならば基本的にはどんなものでも検索可能な状態
 
になったからです。利用者にとっては便利になったのですがそれでもまだ満足な結果が得られないことも多々あります。検索結果が多すぎる、求める検索条件がうまく当てはまらないなどの理由です。これは検索エンジンがよりファジーになることで対応してきています。自然文検索などがそれに対応していると思われます。
 
でもまだ検索サイトは進化していきます。画像や動画などを検索できるシステムが求められそれに対応してきました。
 
ではこれからどういう方向に向かうのでしょう?
人力検索はそれら検索の隙間を埋める画期的な考え方でしょう。はてなが始まってかなり経ちますがこれに助けられた人は多々いると思われます。私自身、思わず意外な情報が手に入ったりすることも多いですし。知っている人に知恵を拝借するという考え方は相互扶助という寄り掛かりの関係を築くという別の側面も生み出しています。
 
ちと話が逸れましたが、今のところの検索エンジン上のシステムで「探しきれないものを探す方法」として人力検索がおそらく最も適当な方法であると想定するとこういう考え方がでてきます。
 
人力検索で出てきた既存の検索システムで探しきれない質問は、今後の検索エンジンの新システムに投入が期待されるものではないか、と。
 

ということで、はてな上でよく出される質問でこれは、と思われるような新システムを予期させるものを当たってみました。
週間アクセスランキングより、
http://www.hatena.ne.jp/1092503438
○○の語源、ようは検索する目的はあるのだが何をキーワードにすればいいのかが分かりづらいもの。
http://www.hatena.ne.jp/1092624038
映像系ですね。動画を自分の記憶の断片にあるキーワードから検索するのは難しいですね。
http://www.hatena.ne.jp/1092281331
否定形の質問。○○ではないもの〜という検索方法はあるにはあるのですが思うように検索しづらいです。
 
目に付いた過去の質問より
http://www.hatena.ne.jp/1092830576
技術系の質問。技術系メーリングリストに参加していない人にとっては検索するしかないのでしょうが、やはり正確に伝えるのは難しいようです。
http://www.hatena.ne.jp/1091845016
自分の知らない知識を求める質問。素養が無いものなので検索語そのものが思いつかない・・・・そういう例ですね。
http://www.hatena.ne.jp/1088744949
音楽系の質問。文字で表現するのは難しいですね。
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といったとこが目に留まりました。普通の文字表記で表現しきれないものが多いように感じられます。(ネタ系質問、意見徴収質問を除く)
さて今後来るのは期待されるのはどういう検索システムでしょうか?
考えてみました。
●あると便利なのが「自動翻訳機能付き検索システム」日本語で検索すると当該キーワードを英語や他の言語で検索した結果を同時に表記してくれる。結果もざっくり和訳してくれると・・・・とっても便利です。
●テレビと連動している検索システム。今やってた(過去に見た情報)を探すのに便利かな。テレビのリソースがデジタルになれば出来るのかなあ。
●検索サポートシステム。キーワードを元に検索エンジンに引っかかり易いキーワードを生成してくれる。類義語辞典なんかと連動したりイミダスみたいな辞典のリソースを元に逆検索してくれるようなの。
といったところでしょうか。
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でも究極的には・・・・脳味噌で考えたイメージをそのまま検索できると便利なんだけど。
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でもハッキングされたときは嫌だな。