第五十六夜 その後のスナフキン

えーとタイトルに深い意味はありません。以前に取り上げたネタの続報を2つまとめて掲載するのにいいのが思いつかなかっただけです。


まず、形態素解析でおせわになったid:kt-blackoutさんが専用ページ(私の専用ではないので3倍早かったりはしないです)を立ち上げてくださったようです。

http://members.jcom.home.ne.jp/j-klein/text/

下の方に私のページとか、id:shi_moさんのページとかの解析結果へのリンクがあります。
ちなみにshi_moさんの結果で普通名詞を除いて特筆すべき頻出キーワードは「独り言」が燦然と輝いてますね(笑)。
創作部分で引っ張ってるんでしょうか。

id:kt-blackoutさんありがとうございます。shi_moさんご苦労さまです。


二つ目は著作権問題のニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040324-00000124-jij-soci

見出しに著作権認めず=ネット引用めぐり読売敗訴−東京地裁

 インターネットのホームページ(HP)に掲載した記事の見出しを無断で使用され、著作権を侵害されたとして、読売新聞東京本社が「デジタルアライアンス」(神戸市)を相手に使用差し止めと約6800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。飯村敏明裁判長は「見出しは著作物ではなく、保護の対象にならない」との初判断を示し、請求を棄却した。
 著作権法は保護の対象となる著作物を「思想や感情を創作的に表現したもの」と規定、事実の伝達にすぎない雑報などを除外している。
 判決は、読売新聞のHPに掲載された見出しについて「簡潔に伝えるため表現選択の幅が広いとは言えず、記事の事実を抜き出して記述したものだ」と指摘、創作的表現と認めなかった。
 さらに「見出しは原告がネットで無償公開した情報で、第三者が利用するのは自由」と述べた。 (時事通信)
[3月24日17時4分更新]

驚きですね、この判決。引用ではなく複製なのに被告側勝利、なんです。第五十一夜 著作権と引用 で、条件を満たしたした引用ならば公開されたネット上の著作物を参照・引用しても問題は無い! と論じた私よりさらに過激です。
ニュースサイトは複製されても文句が言えないということになります。
これはこれで大変なことですね。
個人的にはこれはニュースサイト側に不利すぎる状況で、可愛そうな気が。
記事は確かに独創性のあるものではないし、これに著作権が発生するか、と言われれば首を振らざるを得ないですが、沢山の記者や特派員、サイト運営の社員らによって作られたものを、引用ならともかく複製しても訴えられない、というのはあまりにも残酷ですね。
これを機会にニュースサイトが完全有料化や、ひいては撤退という動きにならないことを祈ります。

ところで以前に「地獄のスナフキン」という芸人がいたのを記憶してますが、あれはどんな意味だったんでしょうか?
・・
・・・・
・・・・・・
確かピンでギターを持って毒舌はいてたような。