第二百七十八夜 人力検索を辞める日 其の六

 
 
予想に反してだーれも引っかかりませんでしたね。
http://q.hatena.ne.jp/1264351334

子子子子子子子子子子子子子子
これと"同じような"クイズを教えて下さい。
 
質問の登録後最低20時間(21時まで)は回答は受け付けませんのでご注意下さい。
URLは書かないでください。
回答を開く条件は25日の夜以降に記載するのでそれを読んでから回答して下さい。

ちょっと厳しく書きすぎたのと、時期的に回答者の方々も注意しているのかと思います。普通のユーザーは全然警戒しなくてもいい質問なのですが。
サブアカつかったので質問回答履歴が無くて「ホントにポイント払ってくれるのか?」という警戒感もあったのかもしれませんね。
 
本当はここで少しは釣り上げておいて、ほかのユーザーの方への踏み台質問にしようと思ったのですが、そうは問屋が下ろさなかった模様です。まあ悪質回答者を警戒させるには多少は効果があったのではないかと思っていますが、どうでしょうか。
この後は純粋に質問に対する回答として楽しませてもらいます。


ただこの影響からか私のこの質問に限らず、猫避けならぬ、悪質回答者避けのオマジナイが入った質問が散見されるようになりました。
 
http://q.hatena.ne.jp/1264415551

また、過去の回答傾向がポイントゲッター的であると判断した場合、回答をオープンしないことがあります。
それではよろしくお願いいたします。

http://q.hatena.ne.jp/1264511605

・ただし、回答者の履歴によっては回答をオープンしない事もありますのでご了承下さい。

こういうのですね。
これらの質問がうまく機能するようであれば、今後悪質回答者避けには効果があるかもしれません。あくまで対症療法ですが。

逆になんでこうなるのかというくらい酷い状態になっているのが、
question:1264406636#title
質問者の方も当惑されているようで再質問を行っています。コメント欄にまでそれ系の宣伝文句の書き込みが続いています。
一番目を剥いたのが最初の回答者の回答文にあるURL。
つい最近まではてなダイアリーに別館まで作っていました。http://www.hatena.ne.jp/cyber--info/ 今はプライベートモードになっていますが。
 

さて、両者のどこが違うのかなと考えたところ・・・
 
上二つの質問文には明確に「変な回答は開けません」とのコメントがあること
上二つの質問者は人力検索を長くやっている方なのである程度名が知られている。
上二つの質問者のアイコンが特徴的でなんだか手強そう!

 
ということで、新規で質問される方はオマジナイメッセージを書いてさらにアイコンを特徴的なものにすればいいんではないでしょうか。
 
さらに急がない人は僕の「何時までは回答は受け付けません」というメッセージも効果があるかもしれません(笑)。
 
実際にサブアカウントで質問を起こしてみた感想ですが、これコメントにも書きましたが結構面倒くさいです。悪質回答者がどうやってるのか実際に体験してみようとの考えもあってサブアカウントとメインを切り替えしながら操作してたんですが、回答がついてたりコメントが入っているのを見る度に自分のログイン状態を確認して切り替えしなくちゃいけないし、この作業を回答の方で3-4アカウント持ってやってたとしたら面倒くさくてしょうがないと思われます。そりゃ文面にまで気を使わなくなるでしょう。これで一ヶ月続けばそれはそれでたいしたもんだと思われます。一アカウントにつきマシン一台欲しいです。
(実際はどうも fut573 さんの指摘のように複数のブラウザを同時に立ち上げているのかもしれないですね。私からみれば、そんな手間をかける馬鹿やるくらいならもっと真っ当な稼ぎ方いくらでもあるのに・・・と思わずにはいられないですが)
 

題の人力検索の話題ですが、結局今回も分析はできませんでした。(今後やらないわけではなく、大体読めては着ているのですが、逸れに対する証明やカウンターが思いつかないので足踏みしているのです)ハイクかどこかで書き込みを見たのですが、(確かid:Yoshiyaさん)この悪質回答者の問題と、人力検索の活性化の問題は分けて考える必要があると僕も感じています。同じ時期に問題提起をする質問が並びましたが、本質的にはこの二つは別の問題だということは以前からも思っていました。
悪質回答者の問題ははてなそのもののシステムに起因していることが多く、今後もキラーアイテム的な対抗策があるとは正直思えません。
(唯一の対抗手段は部分的にでも個人認証をやることでしょうが、2004年に一回引っ込めた案を今のはてながもう一回出してくるとは到底思えません。今の状況ならユーザーからの同意が得られやすいとしても、です)
ただ、この悪質回答者対策は対症療法的にはこういう地味な手段で少しづつつぶしていくことは可能だと思います。相手がいる問題なので。そして相手を根負けさせれば済む問題なのですから。いざとなれば楽天ポイントなどの換金手段を一時凍結発表するだけで悪質回答者は去っていくことでしょう。
 
一方人力検索の活性化の方はそうはいきません。放っておけばそのうち去っていく問題(労力の割りに報われないと気づく悪質回答者)とは異なり、はてなが手を打たない限り好転することは恐らく望めません。Yahooと教えてGooのサーバーがあるデータセンターが同時多発テロにでも食らわないと、はてなに芽は無いではないか、と今は考えているところです。
 
過去のはてなアイデアを探って、そのための手段として使えそうなものを探してみています。
 ・過去の優良回答者が去っていった要因を潰す策(黒リスト機能の削減、黒リストに対抗できるほど強力な白リストの作成、裁判はてな、はてなポイントの外部流出手段のカット)
 ・新たな人力ユーザーを取り込む策(人力キャンペーン、無料質問券、質問者後見人制度、はてなポイントの購入を簡易に(webmoneyの復活やDocomo以外のキャリアでの購入、特にIphone向け)、携帯や携帯端末ユーザーでも質問・回答のできるインターフェースの構築)
 ・取り込んだ新人ユーザーを育てる機能の充実(わかめマークの導入 、質問者後見人制度、ブクマとの連携の強化、ブクマのカテゴリに人力枠の追加、)
 
などととりとめもない状態でつらつらと考えています。(頭の中をまとめきっている時間が無いため、とりあえず覚書で。こういうのはゆっくり思索できるときまで無理に具体案に持っていかない方がいいでしょうし)
 
ただし私の考える基本路線は昔から変わりません。駄回答、ミス回答は叩きますが、回答者(ID)は憎みません。極端なことを言えば入り口は情報商材でも何でも構わないので、はてなに登録してくれたユーザーはそのうちの何割でもいいから白転換させて優良ユーザーに育てちまおう! というのが私の考えです。

話は変わりますが、サブアカウントの「子×12」の質問ですが、しつこく注目の質問に入り続けていて大変恐縮です。そしてこの質問に限らず、注目の質問の一覧が数日間ほぼ固定されたままになっています。
これは質問総数が減少している上に、判定の基準が硬化してしまっているのが原因ではないかと思います。正直注目の質問は日単位、時間単位でうつろっていてくれてもいいぐらいで、ぶっちゃけ「はてなの中川さん一押しの質問は今日はこれ!」ぐらいの恣意的なものであって構わないと思います。

いい質問を発掘していい回答者を育ててということを今人力を憂いているユーザーが必死に色々考えていますが、そもそもこんなものははてなでなければユーザーが個々に考えること自体がおかしいとは思います。(まあそこがはてなのいいところでもあるんですが)
でもいくらはてながユーザーの自主性を重んじるとしても、運営でないとできないことはありますし、今回は運営が何か手を出さないといけない状況であると感じています。誰かが人力検索を辞める日は明日かもしれないし、来週かもしれない、そして一度去っていった優良ユーザーはなかなか元には戻ってこないです。
 
なんだか取り留めのない文章になってしまいましたね。時間のあるときに改訂しておきます。
 

以下次回に続きます。