第二百四十一夜 香港cabir型日本上陸

alpinix2005-03-09

日本国内ではこれまで感染例のなかった新種のウィルスが上陸したそうです。
cabirと呼ばれるそのウィルスは感染すると極端に速く消耗してしまうそうで、注意が必要です。
感染ルートは、日本人旅行者が香港で感染し、国内に持ち帰ったというもの。
今のところ15カ国以上で感染報告があり、今回のような旅行者経由でさらに拡大する恐れもありそうです。
 
ただ、日本製のものには今のところ感染する可能性は低い、というのがメーカーの言。
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そろそろ分かりました?
元記事です。
http://www.asahi.com/science/update/0308/003.html

携帯電話ウイルス、日本でも確認 旅行者が持ち帰る

結構紛らわしい書き方、というか広がり方をするコンピュータウィルスもいたもんです。旅行者の持ち物を経由して国境越えするウィルス・・・、感染力が強いんだか弱いんだかよく分からなくなりますね。
 
さて、このCabir、どんなウィルスなのか調べてみました。
http://www.keyman.or.jp/search/30000857_1.html
読み方は「Cabir カビールまたはキャビル」、元は、Caribe ピラニア だそうです。

さてこの「Cabir」、どこでどういう形で発見されたかというと、実はこのウイルスを作った本人がコンピュータウイルス対策会社に送りつけたことでその存在が明らかになった。つまり、実際に被害報告が出て発見されたわけではない。
 それでは誰がどこへ送りつけたかというと、Cabirの作者は「29a」というウイルスライターの国際グループに所属する「Vallez」というペンネームのウイルスライターだと見られている。そして、Cabirの存在を最初に発表したのは、ロシアのコンピュータウイルス対策会社のカスペルスキー研究所である。

面白いことに、製作者がウィルス対策会社に送付したことでその存在が公になった、という曰くつきのウィルスです。
・・・自主制作とかしてないよね?
 
ここまで本物のウィルスっぽくなったコンピュータウィルス、税関とかでひっかかったりするんでしょうか?
そのうち携帯やパソコンを海外から持ち込むときは専用の検疫所を通さないとだめになるかもしれません。もし感染していたら隔離病棟に直行! とかね。赤外線通信を通して外部に感染を巻きちらすんだから感染が発覚した時点で電磁波を遠さないような金属箱入りですね。
もし隔離されたら見舞いにもそうそう行けないと思われます。
みなさん自分の携帯は常に健康に・・・。