第百九十八夜 東芝問題

alpinix2004-12-29

ある日曜日の昼下がり・・・、
細君「あ〜っ!」
洗面所の方で叫び声があがりました。
何か起こったらしいです。
しかも良くないことが・・・。
 
細君「壊れた〜」
何が?
 
頭を抱えながら洗面所に向かいました。
ドライヤーくらいであってほしいものだったのですが、そうもいかなかったです。
細君「せんたっき、壊れた〜。フタが開かない〜」
どうやらフタをあけようとして、取っ手の部分を開けようとしたらしいが硬いので思い切って引っ張ったらフタ部分のプラスチックが破損してしまったようです。取っ手部分がぷらんぷらんしてます。
 
私「開かない状態なのに思いっきりひっぱったろ」
細君「ううん、そんなことないよ。脱水終わったの確認して終わってから開けようとしたのちょっと硬かったけど・・・

・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
悩んでもしょうがないのでぷらぷらしている取っ手の隙間から破損箇所を覗き込んでみました。
・・
・・・
・・・・
どうやらフタを本体と引っ掛けているフックそのものは生きていて、そのフックを押し上げるプラスチックの取っ手の部品が破損して、フックを引き上げられない状態になっているようです。
私「とりあえず隙間からこのフックを指で押し込めば開け閉めはできるから」
細君「私、悪くないよ〜」
・・・
・・・・・・・
壊したのはあんたでしょうが!!
 
まあとりあえず駄目もとで東芝の故障センターに電話してみました。以前東芝問題で有名になったセンターのはずなのであんまし期待してません。何せ買ってから3年近く経つ洗濯機です。ただ、24時間土日もフリーダイヤルが繋がることを知ったときには驚きました。結構頑張ってるじゃん、東芝。
 
 
ぷるるるるガチャ「ただいま大変込み合っております、暫くお待ちいただくか・・・」
まあサポートセンターの電話なんてこんなもんです。オンフックにして持久戦覚悟で暫く待ちました。
7分30秒くらいでつながりました。
 
「あのー、洗濯機の取っ手の部品が壊れたんですけど。TW-G70。この取っ手の部品だけって取り寄せられます?」
年配の女性が対応してくれました。ちょっと不安・・・。
「ええとTW-G70ですよね・・・画面みてるんですけど・・・これじゃないですよねー、○○部品」
いや僕はその画面見てないわけなので、確信は持てないけど、きくなり違うものだと想像できます。
「いや、たぶん違うかと。把手とかそんな名称の部品ってないですかね?」
「う〜んちょっとわかんないわねえ。悪いんですけど総合のサポートダイヤルに掛けてもらえませんでしょうか? 私どもも分からないとそっちに聴いてるんですよ」
ほんとに修理受付窓口だけのフリーダイヤルらしかった。多分繋がりにくいから直接転送してくれ、とか直通ダイヤル教えてくれとか頼んだが、フリーダイヤル番号しか教えてもらえなかった。受け答えは親切だったので悪い気はしなかったが盥回しされてることには変わりない。そもそもその番号は取り扱い説明書にも載ってるので繋がりにくいだろうことは容易に想像がつく。
 
ただこれ以上聴いても仕様がないので諦めて総合窓口に掛けることにしました。

 
ぷるるるるガチャ「ただいま大変込み合っております、暫くお待ちいただくか・・・」
さっきと同じ待ちうけ音声です。同じビルじゃないの? 
 
ただ今度は7分丁度くらいで繋がりました。15分以上は待たされると思っていたので意外です。
さっきと同じ説明をしました。今度は中年男性の社員っぽい人です。落ち着きがあって信頼できそうです。
案の定出張修理を進められましたがやんわり断って(出張料金もそうだが年末でいつ着てくれるか分からないのを申し込む気になれない)、部品だけ取り寄せられないか頼んでみました。
「お客様住所どちらですか?」
「○○です」
「ちかくに東芝のセンターがありますよ。多分部品も置いてると思います。」
な、なんと。意外とあっさり教えてくれました。
電話番号と住所を教えてもらって控えました。日曜日はやってないそうなので今日(水曜日)に改めて電話。
 
 
ぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるるぷるるるる
 
・・・
・・・・・
待ちうけ音声にもなりません。不安になってきました。
2分ほどコールし続けたところ繋がりました。
「ハイ、こちら東芝○○センターです」
前回と同じ説明。
 
「色は何色ですか?」
おおっ! あるのか。
「取っ手部分はベージュで全体は白です」
・・
・・・・
「すいません生憎取り寄せになるようですね」
「別に色は違っててもいいんですが、無いでしょうか?」
「ちょっとお待ちくださいね」
・・
・・・・
・・・・・
「お客様、ちょうど同じ部品をキャンセルされた方がいらしたので一個あります。おとりおきしておきますのでお名前と電話番号を・・・」
やったー。ところで値段は?
「税込みで315円です」
!?
確かに取っ手の部品だけだけどそんな値段でいいのか? 出張修理なら1万は下らないはずだから驚きの価格です。
 
お願いして雪道を歩いて向かいました。
 
 
看板があがってますがホントに倉庫みたいな建物です。部品センターというよりかは、ちょっと大きめの古道具屋さんが小奇麗になった感じです。
 
入ったところ、電話が鳴っています。店の人は女性一人と男性一人(飯時だったからかもしれない)しかいません。一人は私の相手をしてもう一人もなんか部品をもってなんかしてます。
 
 
・・・・
ああ、さっき電話とってもらえたのって結構幸運だったのかも。
 
確認して315円を支払ってもどってきました。個人相手なのに複写式の納品伝票にサインしてきました。なんだかんだいっても東芝のサポートとても良くなってるような気がします。別に擁護するわけじゃないですが。
 
ええっと、落ちもないし検索もしてないけど・・・、終わりでいいかしら?
 
ちょっと寂しいので「東芝問題」のサイトをちょっと探してみることにしました。
ミラーっぽいのが残ってました。
http://homepage1.nifty.com/kito/toshiba.htm
 
リンク集
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/etc/tlink.html

大学生がリポートしている文章がありました。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA006094/report/nakajima_jiyu_report_1.html 
 
ただどれも古い情報のままで更新されている形跡はありませんね。
インターネットは瞬時に風化される傾向がある点は否めないので話題にならなくなったが最後、遺跡のようにいくつかのサイトだけが残ってしまうんですよね。 
 
ホームページの「あのサイトは今!!」みたいな企画をしてみたら面白いかも。
 
 
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何年かあとに「はてな」がそういうとこになってたら嫌だなあ。