第百十八夜 バラって漢字で書けますか?

alpinix2004-06-19

我が家の鉢にもバラが咲きました(写真)。
咲いているのが、
ヘリテージ

その後ろにあるのが
アイスバーグ
シャルロット
エグランティーヌ(マサコ) (順不明)だそうです。
・・・
・・・・
・・・・・
なんでこんな話題かというと細君の要望です。先日の「n進法の羊」でネタに使われたことの贖罪みたいなもんです。

バラ・・・・何から調べましょう。

ありきたりなところでバラの種類とか・・・、
http://www.ogafarm.com/herbs/En_rose/eng_rose.html

ネット販売のページとかが写真入りで分かり易いですね・・・・ってちっとも面白くない!
話も膨らまない!
・・・
・・・・
・・・・・・・
困った、と思っていたところ、バラの名称の後ろに(EG)とか(ER)というのが付いているのに気づきました。


私「(EG)って何?」
細君「イングリッシュローズのこと」
私「じゃあこっちの(ER)は?」
・・・・
細君「イングリッシュローズのこと」
・・・・
私「(EG)って何だっけ?」
細君細君「リッシュローズ!!」(アクセントがついた)
私「こっち(ER)は?」
細君「ングリッシューズ!!!」
もう一度、
私「(EG)は?」
細君「・・・・・」

どうやら種類を指すことは間違い無さそうですが、イングリッシュローズしかこの世にないかのような情報が私にインプットされても困るので調べてみましょう。

http://wanwan23.hp.infoseek.co.jp/rosezukan/rosezukan.html

分類の仕方は色々あるのですが、ここでは一般的なもので分けてみました。

ここではこういう分類をしていました。
Hybrid Tea Roses
Floribunda Roses
Climbing Roses 
Miniature Roses
Shrub Roses
Polyantha Roses
English Roses
Old Roses
・・・・うーん何だか正確じゃないような。検索マニアの勘がそう告げてます。

http://www.h.chiba-u.ac.jp/florista/ueda/uedaJ.html

上田 善弘
千葉大学園芸学部 園芸植物科学講座 花卉園芸学研究室

正確そうですが、イングリッシュローズとやらがありません。最近の種類なのでしょうか?
何よりバラの品種云々が大学の研究として成り立ってることの方が驚きです。
さすが有史以前から(サイトによっては紀元前3000年前から、とあるがそれは怪しいだろう・・・)栽培されてきただけありますね。
ところでバラは中国が起源のようです。これはびっくりしました。尚且つ、北半球にしかそもそも自生してなかった、とのこと。
・・・
・・・・
薀蓄だけあつめてもなあ。
・・
ええっとやっといいのがありました。
http://the.server.ne.jp/garden/rose/modernrose.html

HT は、ハイブリッド・ティー・ローズ(Hybrid Tea Rose)の略語。
「バラ」と聞いて即座にイメージするところの、四季咲き大輪のバラである。

F は、フロリバンダ・ローズ(Floribunda Rose)の略語。
四季咲き中輪のバラで、HTについで花色・花形が豊富。

ここまではよろしい。

ER は、イングリッシュ・ローズ(English Rose)の略語。
 この分類は、イギリスの品種改良家デヴィッド・オースティン氏作出で、1970年代から発表されはじめた、現在もっとも新しくて元気な品種の一群である。日本では、オースティン・ローズまたはイングリッシュ・ローズと総称されており、後者の呼称を略して、ERという分類名をつける。だから、本来は、商品名の略語なのである。当薔薇園作成当時は、この分類がまだあまり普及していなくて、正しい略語がわからず、(Eg)と仮称していたが、古いタイプのバージョンは徐々に直していこうと思っているところ。

ええっと間違い・・・・ですか?
EGに狙いを絞ってググッたところ、略称表がありました。

http://www.keihannet.ne.jp/garden/hinshuitiran.htm
エグランテリア・ローズの略のようですが・・・・何だかすっきりしませんね。バラは趣味や商売でやっている方がとても多く、ネット上に膨大なリソースが散在していて私のようなその道の素人が情報の真偽を区別するのは・・・とっても難しいようです。歴史のあるものなので逆に混同や誤訳などが発生しやすいのかもしれません。

で探しものついでにバラのちと面白そうな歴史を見つけたのでのっけときます。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/Rose/010401.html

初期のキリスト教では、トゲのあるバラは「邪悪な花」とされていた。布教者たちは、自分たちを迫害するローマ人のぜいたくな暮らしを象徴する異教の花として嫌っていたのだ。 しかし、キリスト教がローマ帝国に公認されると、「バラには元来トゲがない」とする教えが登場し、教会はバラを徐々に取り入れていく。 四世紀の聖人アンブロシウスは「トゲは、アダムとイブがエデンの園で犯した原罪を忘れぬよう神が新たに加えた。一方、楽園を表す気高い姿と香りは残された」と説教したと伝えられている。

ハナミズキもそうでしたが、キリスト教と花はよくよく関係のあるようです。それだけ歴史のある花なのでしょう。

ロザリオの名は「バラの輪・冠」との意味で、ラテン語のロザリウム(ばら園)に由来するとされる。ばら窓と同じ十二世紀に登場した。中世の信徒たちは祈りをささげるたびにバラが咲き、マリアの慈愛に包まれると考えたと伝えられる。 ところで、ロザリオの名の由来には異説もある。インドの梵(ぼん)語(サンスクリット語)由来説だ。 「ジャパ・マーラー」(唱えて祈る輪)と呼ばれた数珠が、中近東を経てギリシャに伝えられる途中、誤って「ジャパ」の部分が「ジャパー」になった。「ジャパー」は梵語で「バラ」を指す。ギリシャ正教はそれを直訳してロザリオ(ばらの輪)と呼ぶようにしたという説だ。

インドは偉大ですねーって真偽のほどは不明ですが、こういう話は私は好きですね。
・・・
・・・・・
・・・・・・・・
ところでバラといって真っ先に私なんかが思い浮かぶのは、むかーしCMで、
「バラって漢字で書けますか?」
というのがあったことだ。
ええっと、とか考えながらどうだったけと辞書を引っ繰り返した記憶が・・・。今はパソコンで「バラ」+変換、で終わりだから通用しないCMかもしれないですが、インパクトありました。どんなCMだったっけ、と調べてみました。
・・・
・・・・
・・・・・・・
うーん古すぎて情報があんまりないです。
分かったのは、
「バラって漢字で書ける? じゃあショウユは?」(by安田成美)という感じのキッコーマンあたりのCMだったようです。
そうそう安田成美だった。
そして安田成美といえばナウシカの主題歌があったなあ・・・・。覚えてる人も少ないか。