第百五夜 「美人」データベース

alpinix2004-05-18

タイトルに釣られた方ごめんなさい。久々に生き餌を撒いてしまいました。
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ええっと、こういう記事を受けての今回のお話です。 

近代日本「美人」データベース、画像数千枚集め構築へ
http://www.asahi.com/national/update/0518/028.html

近代日本の「美しい女性」とは――。明治以降、人々のあこがれの対象となった女性の写真や絵を数千枚規模で集めるデータベース作りを、装いを研究する高橋晴子・大阪樟蔭女子大助教授(美学)が始めている。雑誌や新聞などを網羅的に調べ、一定の基準で客観的に集めるのが特徴で、2年後の公開を目指す。(後略)

美人データベース・・・、学術的な目的とはいえ一般人の興味をそそる面白そうな代物ですね。
googleで同じ事をしようとするととんでもない結果になりそうです・・・・。
ためしにやってみましょう。

goolgeイメージ検索 美人
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やめときゃよかった。予想通りのエログロナンセンスな結果が出てしまいましたので結果は無視です。

ところで記事の中で気になったのが・・・

・・・・美しいと感じる基準は人によって異なるため、女性像を「モダンガール」「女優」など15のキーワードで類型化・・・

という下り。
70年代生まれの身としては、「モダンガール」というのはある意味新鮮です。どんな女性なんでしょうか? それを知らないとこの「美人データベース」を使いこなすことはできません(そもそも触らせてくれんか)。

googleで検索 モダンガールとは
あんましいいのがありません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167656876/250-0631228-8521802 
アマゾンの書籍のカスタマーレビュー(「モダンガール論」)

ここで言う「モダンガール」とは、「新しがり屋で前向きで上昇志向の強い」女性のことを指します。このモダンガールが、戦前、戦後を通じてどう生きてきたかが・・・

もういっちょ、学生のブログっぽいのに記述あり、
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Club/2970/nikki0109.html

昨日、演習の授業での発表が「モダンガール」に関してだった。「モダンガール」とは、昭和のはじめのころに現れた一種の流行だけど、これが今で言うと、「コギャル」といったものと同じなのではないかと思った。少なくとも、どのような女性を社会(男性社会)が、「モダンガール」と呼ぶのか、その心性を考えてみると、「モダンガール」も「コギャル」に対しても同じだと思う。つまり、社会の伝統(あるいは秩序)といったものを、刺激するような女性に対して、過剰なセクシュアリティをまとわせてそれ故に蔑視の対象とする。(後略)

どうも昭和の初期から戦前戦後にかけて登場した、新タイプの女性らしい、ということは分かりました。

でも使ってみたいなあ。このデータベース。検索エンジンフェチとしは・・・・。

悪乗りしてもう一個検索してみました。

goolgeイメージ検索 モダンガール
いいのがありました(このページのトップに表示http://www.ncr.co.jp/library/library/register/reg05.htmlより銀座を闊歩するモダンガール(モガ)(1933年頃)/共同通信社・提供 )。イメージが膨らみますね。やっぱり使ってみたいなあ美人データベース・・・。


追記:id:suspenseさまより、過去の私のいわしの記述に対して投げ銭をいただきました。この場を借りて(借りてって自分とこじゃん!!)お礼申し上げます。