第十七夜 多数決の法則

熊本のホテルが、ハンセン病患者を宿泊拒否した事件で、抗議メールをホテル側が全文公開した件がありました。即効削除されるだろうと思い、とりあえず好奇心でどんな掲載をしてるのか探したことがありました。

http://www.ai-star.co.jp/top.html

あっさり見つかります。

でも意外と長く掲載してたようで・・・。
さすがに今はお詫び文しか載せてないようですが。

http://www.ai-star.co.jp/kurokawaonsenhotel/04kaiken/kaiken_01.html

お詫び文はこっちです。

(抗議メールを全文公開してる間はさすがに気が引けたので紹介するのは止めてましたが・・・)

このホテル、抗議活動に猛然と対決姿勢を出していたかと思いきや、形勢が悪いと見るや、すぐさま謝罪文を出して、あまつさえ患者の方々への支援活動まで表明する始末。
それでも評判の下落はとどめられず、県の営業停止処分が検討されている間に、今度は自主廃業を発表しました。
まあここも本業は化粧品販売(アイスターレディース)のようなので、あんまり長くひっぱることでマスコミの話題がそっちに飛び火することをおそれたんでしょうね。

しかしこの会社の動き

対立姿勢→和解→支援表明→廃業宣言(あてつけか?)
と、まるで正反対の動きを繰り返してます。
で、ここまでが実は今回の前フリです。

ここ数日google
株式会社ウェディング
の検索結果を見ていたのですが、ついにというか、リンクファームの賞賛ページが消されたようです。
本家の方は残ってますが、それも結果はスラッシュドットの批判ぽい記事の後塵を拝している状態です。

悪徳商法マニアックスさんの方はどうかな? と思ったら、
(正式には「悪党商法?マニアックス」ですが、「?」はgoogleでは検索から除外される記号扱いなので)
ものの見事に復活しています。
リンクやトラックバックの作業というのは、やはり無名の有志がこぞって起こした方が利くのですねえ。
ですが、リンクファームまで使った(かもしれない)このグループ。次にどう動いてくるか分かりません。
相変わらずアドワ−ズ広告には株式会社ブライダルが表示されているので、知らん振りをして騒ぎが過ぎるのを待っているだけなのかもしれません。

この二つの流れを見て、はっきりしたことが分かりました。
ネット上では今のところ、数の優位が幅を利かせている、ということ。
反対の声が大きければ、それがその瞬間には道義的に認めがたい手法であっても一時的にはまかり通ってしまう。
別にどちらの肩をもつわけでもないですが、googleの検索結果からウェディング関連サイトが順位を落としていったのも、やはり数の論理でした。
巷ではスラッシュドットの記事をトップに持ち上げようと意図的にトラックバックを集めたようですが、私はあまり感心しませんでした。
なんか気分悪いんですよね。



ところで悪マニさんのサイトを探してるうちに、いつのまにかミラーサイトが出来ていることに気づきました。

http://www.art.gr.jp/akutoku.htm

なんだこのURLどっかで、

・・・
・・・・
・・・・・

コメントは控えさせて・・・いただきます。