第十三夜 パックス・グーグラーナ

やっとこ日付が日記に追いついてきました。
ということで執筆再開です。
しっかし「検索をブログする日記」をサブサブタイトルにしてあるのですが、こうなるともはや日記とは呼べませんね。
カオス(ドクターではありません)な雰囲気が漂ってて結構気にいってるんですが。
混沌としているというものでは、Heiwaというパチンコ機メーカーのCMが最近の私の中では琴線に響いてますね。
一部金銭に響いてる方々もいるとは思います。
アントニオ猪木が戦闘の真っ只中に現れ、380度くらい(誤植ではありません)変形して「平和が一番」と一言。
まあその変形の意味の無さ、わけのわからなさを目に焼き付けさせよう、という趣旨のCMのようです。
で、ラテン語で平和のことを Pax パックスというそうです。(強引な繋ぎですいません)
そう、今回のタイトルの「パックス・グーグラーナ」はgoogle帝国の平和、という意味で、濱田マリがでてきたりは決してしません。私の造語なのですが、元ネタは・・・

パックス・ロマーナ古代ローマ帝国の最盛期で数百年間)

変形に
パックス・ブリタニカ(大英帝国の最盛期で百年間)

さらに
パックス・アメリカーナアメリカ合衆国の最盛期で冷戦以後十数年間)

となってます。
どれも平和といえば平和なのですが、要は一人勝ちしてるやつがいて、他の誰も逆らえないから平和、という状態のことです。
パックス・グーグラーナと私が勝手に今日名づけた期間はほぼ数年間です。情報化時代になると時代の移り変わりも速いものですね。で、ほぼ数年間、と言ったのは、もうすぐパックス・グーグラーナが終わりを告げるであろう、ということです。いままで殆どのポータルサイトの検索機能を独占してきたgoogleですが、Yahoo、MSNが独自路線に向かいだしたことでその牙城が崩れつつあります。
まあ、まだその辺は開発段階のようで目に見える形ではあらわれていないようですが、googleの次にくる検索エンジンは何なのか? ということが囁かれ始めています。
次世代もgoogleなのかそれともポータルサイト最大手のyahooか、または次期OSロングホーンでデストップ検索を導入すると言われているMSN か、はたまたそれ以外の第四勢力か、検索エンジン市場の勝者、次にくるのはどれなんでしょうね?

で、そのキーになると言われているのが、検索のパーソナライズ技術だそうです。
http://www.sem-research.jp/sem/se_news_2004/20040217140517.html

原文はウォールストリートジャーナルの記事なのですが、登録者のみの閲覧なので、残念ながら読むことができません。え、英語よめねーだけじゃないのって? い、いや、とにかくそういうことで原文は読めなかったんです。

気持ちを切り替えて、そういう記事が載っているサイトを探しましょう(日本語サイトで)。いわいる裏トリ、です。
例によってgoogleで検索。検索語は、
検索 パーソナライズ技術

http://www.itmedia.co.jp/news/0308/12/ne00_kaltix.html
裏付けの記事を見つけました。さ、さらに・・・

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/22/1823.html
なんとすでに実用化されているのがありました。その名は、

Eurekster
(まだはてなのキーワードには登録されてないようです)

ユーザー登録情報を元に、検索結果をパーソナライズ化してくれるそうです。
すでにgoogleも注目している、とあります。
でもこれってはてなアンテナAmazon.comの進化形のようにも思えますが、どうでしょう。
それと、個人的には「せっかく世界中のどんな情報でも探す可能性を秘めたインターネットの世界」を自分でクローズドしてしまうような気がして、あまりうれしくない機能のようにも思えます。
また、記事の中では「jaguar」というキーワードを例にとって、車に関心がある人には車に関する結果を上位に、動物に関心があるユーザーには動物の結果を上位に表示する、という。でもそれって検索中に新しい発見が起こりえない、という寂しいものに思えます。
何より私のこの企画を根底から覆してしまいます。
(人によって検索結果が違うとなると、それはそれでとても不便・・・)

ということで今のgoogleのようなスタイルは完全には無くならないと、私は考え、願ってます。


で、最後に「パックス・グーグラーナ」が私の独自単語であることを確認しましょう(意味無し)!!


パックスグーグラーナ 
グーグラーナ
ググラーナ
ググラナ
ぐぐらーな(「ぐぐらー、な」人というのがあった)
ぐーぐらーな
ぐぐらな(googleで検索する、という意味の造語「ぐぐる」の自己脅迫形、「ぐぐらなきゃいけない・・・」というフレーズはいっぱいありました)

ふう。というわけで大丈夫、ヒットするサイトはないです。

あと英語ですね(google.comで検索)


PaxGooglana(造語なので綴りも他のラテン語の綴りを見ながら私が決めた)
googlana


よし、無いようです。
さらに念のため、いろいろ語尾変化させてみました
・・・
・・・・
・・・・・・
googlena    ヒットしてしまいました。しくしく。
3件です。

一件はGAMEsiteの紹介・・・関係なさそうな話題です。

あと二件は同じ参照元。

GOOGLE - ETUDE ET ANALYSE

これの短縮のようです。(やったー)
でも検索サイトって、無いことを確認するにはとっても不便ですねって当たり前か。
こうして私のパックス・グーグラーナが独自の造語であろうということがほぼ確認されました。
・・
・・・
・・・・
でも検索語 パックス・グーグラーナ で探す人なんかいないよなー。